ココロのスケッチ

絵を描くように綴りたいです。

近藤芳正さんのワークショップに行ってきました。

5日に近藤芳正さんのワークショップに参加してきました〜。


近藤さんは東京サンシャインボーイズの舞台の時から好きなのです。
というか東京サンシャインボーイズ舞台がいつもほんと面白かったんですけども。。


昔から好きな役者さんということもあるのですが・・
今回、参加をしようと思ったのは、
常日頃から稽古に終わりはないということをしみじみ感じているのもあるのですが。

けれど43歳・・と年齢や経験を重ねていくと
自分自身、まだまだ知らないこと、出来てないこと、未熟な部分がたくさんあるのに、
教える立場になってしまうことも多い。


教える・・とかって偉そうなことは全く言えないけれど、
作演出でもあるのだから、そうする必要もあるしそれも大切なこと。

そういう立場に自分を追い詰めなくてはいけない時もある。

なので。

そういう立場にあるのなら、自分も日々、何かを学んでいかなければと思っているのです。

幸い、昨年からいろんな出逢いに恵まれてきました。

変わりたい・・・自分がそう思ってから、いろんなことが起こりました。

出逢いも別れも。
大切で必然だとも思いました。

そして、その出逢いが出逢いをつなげていき・・・・


ほんとに有難いことに、周りの皆さまのおかげでたくさんの学ぶ現場を与えていただいてる。

でもありがたい・・・、それで終わりにしてはあかんなとしみじみ思う。


これだけの方々に支えられている・・・その皆様のお力になりたい、
おこがましい・・と思うなら、言う前に
自分も精進しなければ・・としみじみ思うのです。


もちろん自分が学んできたことで、この稽古は良いな〜と思うことは、
これまでのように、みんなに伝えることを大切にしつつ。。。


まだまだ己の未熟さを思い知りながら、
ずーっと鍛えていきたいと思う。

ココロとカラダの筋肉をつけていきたい。


今回、6月の舞台では自分もアクション場面がある。

西村さんと星光さんに、アクションという世界の扉をたたかせてもらった。

今までは、演出という立場でみんなのアクションをキャッキャッと喜んでいたばかりの私。

これは半端な気持ちではあかん・・とアクションクラスも出席させていただいている。

そういった新たな挑戦をさせていただける機会も得て更に強く想ったんです。

ほんとまだまだ知らないことたくさんあるよな〜

やった気になってやしないだろうか。
勘違いしてないだろうか。
もっともっと謙虚でありたい。
もっともっと。感じたい。


年齢、経験、面白い経験話はたくさんあるけれど、
でも。

まだ修行の身なのです。
生涯。それが続いたら嬉しい。

なので、若者の中に飛び込んできました(笑)


近藤さんのメソッドは私が在籍していた養成所の先生から教えていただいたものということでした。
でも、その先生は私が入所した時は講師をやっておらず、私は学んだことがなかったという。


凄い長い年月を経て、近藤さんから伝えていただく。
このタイミングにもとても意味があると思いました。


常日頃、お芝居は、ココロと呼吸。
音。感覚・・。
それがとっても大事だと思ってきてはいるものの。

理論的に、かつ丁寧に。
伝える言葉がなかなか見つからなかった。


でも近藤さんのメソッドにそれが凝縮されていました。

あ〜!これだ!これだ!って想いました。


役者は演出とともに作品を創るときに、言い訳は無用ではあります。

でも。
役者の心が動かなかったら、演出も困ってしまうわけで。

そのココロの動かし方、感覚ではわかっていたり、
稽古でも伝えてきたこと・・・が非常にわかりやすくメソッドになっていました。


けれど頭でっかちでいたら、なかなか入り込めないだろうと思います。

今、この時が自分のタイミング。
すーっと入りこんできました。


もちろん、まだメソッドのほんの入り口ですが・・・
段階でいえば、第3段階までやらせていただきました。


難しいです。でも面白い。難しい。けど、わかる。


私は稽古場以外も日々稽古だ・・と思っているのですが、
その答えもわかりやすくいただきました。

あらゆるコツを丁寧に丁寧に指導してくださいました。


役者として。役者だからこそ、役者のためのワークショップで、自分が今まで悩んできたことを
どうやって乗り越えてきたかを伝えていきたいという近藤さんの意思もあり。


みんなからの質問にも嫌な顔せず答えていただき。
アドバイスもいただいた。
すっごく貴重なお話もいただけました。

目の前で近藤さんの即興的なお芝居もみれて、すっごく勉強になりました。
面白かった!!


もう〜いっぱいメモした(笑)
帰り道、家の中でもやれることもいっぱいあります。


ただ、このメソッド、もちろん簡単にはいかないんです。

これを私がもし、自分の劇団で伝えるならば、
このメソッドの稽古を何回も受けなければならないでしょう。

間違って教えてしまってはとても危険。

近藤さんにもそれをお伺いしたら、
近藤さんも何度も自分で試してみて失敗したり、
成功したり、間違って悩んで。

ずっと稽古をしてきて。
ようやく今。51歳になって(わ、もう、そんなだっけ、と思った私)
伝えよう・・と想ったとのこと。


43歳の私なんか、ほんとまだまだです。
でも、そう思えることもすごく嬉しかった。


また参加させていただきたいと思ってます。


すっごく楽しく面白くとても有意義な時間でした。
芝居。いろいろ戦うけど。やっぱり楽しいんだよなあ。


近藤さんありがとうございました!!


今月末の舞台、紀伊国屋ホールで舞台があります。楽しみ〜!
ちなみにタイトルは「HUG!」ですよ〜〜♪