ハグワィベルシアター『生きてるうちが華なのよ。』ありがとうございました!!
ハグワィベルシアター『生きてるうちが華なのよ。』無事に終演いたしました!
お忙しい中、観に来てくださったみなさま。
応援してくださったみなさま。
ハグワィベルシアターのみなさま、スタッフさま。関係者様。
本当に本当にありがとうございました!
もうね、感謝の言葉は言い足りないし皆様のお名前を出したらきりがないくらいにほんとうにみなさまに助けられ支えられ、気づかせてもらい。
たくさんの貰いものをしたモノヅクリでした。
今回は以前からお世話になっている西村さん率いるグワィニャオンさん、
その西村さんに紹介していただいた浅野くん率いるジャングルベルシアターさん、
それからハグハグ共和国との3団体コラボ公演だったわけですが。
作演出は西村さん、演出助手に浅野くんと私、
制作はグワィニャオンさんがしきってくださり、スタッフさまはハグハグ共和国のいつもの頼もしいスタッフのみなさま。
3団体の大事なファミリーもお呼びして52人のカンパニー。
すごくいろんな意味で相性のあう団体だったと想うのです。
だからこの3団体が起こす奇跡にワクワクして、毎日が本当に本当に楽しかったのです。
8年以上前くらいですが、私は汚い汚いと言われ続け、舞台に出ることは許されない、表舞台にはたってはいけない、女性としても人間としてももうおしまい・・・そういった言葉を真正面からたくさん浴びせられ、その言葉にいつしか洗脳されていました。
私はそんなにキタナイのか。そう思ったりもしましたが。だから、がんばらなくちゃ。だから笑っていなくちゃ。だから嫌われないようにしなくちゃ。泣いちゃダメ。怒っちゃダメ。逃げちゃダメ。わがままもダメ。がんじがらめでした。
ただひとつ。執筆だけは自由だった。
ハグメンバーがいたからなんとかお芝居を楽しく続け。それも危ない時期もありましたが、いろんな苦渋の決断や別離もありましたが、支えてくれたメンバーのおかげでその時期を乗り越え。
それでも。なかなか洗脳はとけず。
なんとか。なんとか。誰にも迷惑をかけないように生きていかなければ・・・と想っていました。
どこかで私は純粋なみんなと違う・・、ここにいていいのか・・と悩んだりしながら。
そんなときにグワィニャオンさんの客演をさせていただき。。
まだパニック障害も克服してなかったときなので、ほんとうに不安だったのですが、
西村さんのおかげでお芝居が大好きなことを思い出させてもらって、自分が嫌いなのはなかなかぬぐえなかったのですが、でも。少しでも、少しでも。自分を受け止められるようになりたい・・とようやく想いはじめ。
それからは無我夢中でありました。
少しでもお役にたてるときがくるように頑張ろうって想って闘っていたと思います。
そして昨年。「箱の中の空」を上演し。自分に向き合う勇気をもちました。
昨年、西村さんに「みれどさんに紹介したいんだよ」とずっと言われてた人がジャングルベルシアターの浅野くんでした。
カラーひよこ協会でご一緒させていただいたときは、西村さんが浅野くんを紹介したがっていた理由がすぐわかりました。うわ、すごい好きって想いました。
私は西村さんにも浅野くんにも伝えましたが、本当にお二人の発想や作演出が好きで好きで。役者としても好きで好きで。
でもお二人はなんていうかとても天才肌。感覚で生きている。
私は正直そうではなく、どちらかというといろいろ考えながら絵を描くのが好きなタイプです。
なので作演出の何とも言い表せない気苦労をすごくわかってる分、
お二人が好き放題楽しく愉しくモノヅクリを出来るように助けられたらいいなってずっと思ってました。
なので今回の企画は願ったり叶ったりだったのです。
私の役目はお二人が自由に楽しく発想できる現場をつくること。
それってすごくやりがいがあり、すごく自分の生きていてもいいんだよ、ここにいてもいいんだよってヒントにもなっていて。
嬉しくて楽しくて。
それに大事な大事なハグメンバーとも一緒に舞台に立てるのです。こんな機会は滅多にないし、こんな幸せなことはありません。
グワィさん、ジャンベルさん、ハグ、ファミリーとともに大好きなスタッフのみなさまの美術、明かり、音の中で生きられるのです。これは残りの私の人生の中でそうそうないであろうと思いました。だから。生きたい。生きたい。そう思いました。
いいのかな。いいのかな。
そんな気持ちでいた年月。
今年に入って。
ハグや今年ご一緒にお芝居に関わってくださったみなさんのおかげで「いいんだよ!」と時に叱咤激励をいただきながら。卑下感も少しづつ減ってきていました。
スケジュール的には休みなしだったりもしましたが。全く苦にはなりませんでした。
これで素敵な作品が出来て、お客様に喜んでいただけるなら。
気がつくと心から笑っていて。
以前のように嫌われないようにと道化て笑うのではなく。
心底笑っていて。そうして見渡すとメンバーのいろんな表情をみれて。嬉しかった。
以前は自分の前に曇りガラスをもっているような日々でした。
でも今は。
この空の下で。私は笑っているなあって思えます。
もちろん、全ての卑下がなくなったわけではないけれど。
大事なことをまたもらいました。
おかげさまで大好評のうちに幕を閉じました。
西村さんからすっごくすっごく有難い嬉しいお言葉をいただき。
「生きててよかったな・・・」としみじみ思いました。
ハグハグ共和国のメンバーもすっごく頼もしくてみんながきらきらしてて
メンバーを誇りに思いました。
私は幸せ者でした。
愚かにもなかなか気づかなかった大バカ者でもありますが、遠回りしなくちゃ見えなかった光もあるのだと想うのです。
過去も全てを肯定的に受け入れながら。
私は今を生きる。
生きてるうちが華だからね。
ほんとうにほんとうに。
みなさま、ありがとうございました!!
またハグワィベルシアターでみなさまにお逢いできますように。
フェイスブックの方で素敵な美術の写真や稽古場写真を載せております。
よかったら覗いてみてください♪
感謝と愛と魂をこめて。
来年も楽しいこと、お祭りをたくさんお届けしたいな。
あ!
ハグハグの本公演は9月です!がんばるよお~!
自衛隊募集のポーズ。本当はみんなでやる段取りだったのですが、稽古を重ねるうちに私ひとりになりました(笑)
藤田役のリコちゃんと♪
大好評の7分間の休憩たいむ。役者陣はお客様に喜んでいただいてることを励みに7分間のストップです!!お写真タイムでもありますよ♪
一幕終わって、この休憩タイムが終わって、二幕が始まる時は、いつも拍手をいただいてて嬉しかったです!!(私はストップしてないけど)
1時間ちょっとでこのストップ休憩があります。
私はパニック障害の経験からお芝居をみるのが不安・・・っていうお気持ちがすっごくわかるので、あ、あとトイレの心配も。
ホッとする時間でありながら、一体感もある嬉しい時間でもあるのですよね。
お芝居をみるってこと、劇場という空間に束縛してしまう印象がかなりあって。
以前にも書いた記事と重複してしまいますが。
でもそれを観れるのが当たり前のように想ってる方も多いですけど、
私のようにパニック障害だった人間にとっては、お芝居をみるってことはかなりキツイ行為です。
座席、劇場のつくりによっては、発作が出そうで観れそうにないな・・っていうこともあるのです。
自分の事情で本当に申し訳ないなって想うけれど、そういう人もいるよってことを知らないで興業してる人の方が多いように思います。
金額、予定、あらゆることをクリアするってことは人ぞれぞれですが本当に大変。
お客様の目線に立っていろいろ考えながら。
同じ時間と空間を一緒に楽しめるモノヅクリを今後もしてゆきたいなあって改めて思いました。
パニック障害でも安心してみれるお席はあります。
出られるドアのそば、通路側、すぐトイレにいけそうなところ、他の人の迷惑にならなそうなところ、役者のみなさまに迷惑にならなそうなところ・・・
これをクリアできるだけで観劇に挑戦できます。
私はもう数年前ですが、発作も起きずお芝居を観ることが出来たとき。
なんだかちょっぴり。何かを乗り越えた気持ちになったりもしました。
逆に事情を話しても断られたこともありましたけどもね。
これからもそういうことも考えながら。
モノヅクリ、時間づくり、空間づくりをしてゆきたいです。
まーた長くなっちゃったよ(笑)