恋のはじまり。
恋のはじまりってどんなだっけと考える。
現実は、ドラマとか漫画のようなものではまるでないのだけど。
思い返せば。
その瞬間は、切り取られた絵画みたいな。
ヒトコマヒトコマがスローモーションみたいな。
自分だけのラブストーリーのはじまりの出来上がり(笑)
私の初恋は中学1年で。始まりは、持久走大会(笑)クラスの男子をゴール間近で応援する、という面倒な事に巻き込まれ。
私は。何キロも走ってきて疲れてヘロヘロで、ゴール間近で、クラスの女子に頑張って〜と言われて嬉しいかなぁと考えてしまうタイプだった。
逆の立場なら嫌だな。そっとしといて欲しい。見るんじゃないと言いたい。
でも男子は嬉しいだろうからというみんなの意見もあり、仕方なしに参加しつつ、四葉のクローバーとか探しながら、片手間で応援してました。
で。Sくん坂道より登場。みんなが『Sくん頑張って〜』と声をかける。
さっきからこの繰り返しなんだけどさ、と思いつつ、Sくんを見ると、横腹を抑えながら(痛いの?)、ニッコリ爽やかに笑いました。ここスローモーション。
ズキューンと来た始まりがそれ。
確実になったのが。掃除の時間。
『チリトリ誰か使ってる?』とSくん。よりによって私が使ってやがる。ちなみに私はアガリ症で、男子とはうまく喋れなかった。
あーどうしよう〜!なんて答えたらいいのだ〜と狼狽中の私に向かい。
Sくんがそれを発見。
私が狼狽しながらチリトリを渡そうとすると、
『終わってからでいいよ』と爽やかにニッコリ。
私はオロオロしながら
『終わったから大丈夫』と渡すと
『ありがとう』とニッコリ。
チリトリ手渡し!ここは額縁入りの絵画。
アホだ(笑)
そんな恋のはじまり。
特にドラマは発展しない。
そこから数年間の片思い。Sくんは優しいからモテてたね。
中学生活を、彩っていただきありがとうなのだった。
つうか、Sくんがこれ見てたらどうしよ?(笑)
そして同級生にこれ読まれてたら恥ずかしいよねf^_^;
ま。いっか。
もう大人ですから(^w^)