ココロのスケッチ

絵を描くように綴りたいです。

ハグハグ共和国『箱の中の空』寂しいうさぎ。

『寂しいうさぎはコドクという名の毒をのむ。
見えない迷宮の入口で何を想い、さ迷うのだろう』

↑ハグハグ共和国第一回公演『うさぎ』の台詞です。


コドクって毒は、本当に厄介だと想う。

勝手に飲んで、勝手に苦しんで、勝手にさ迷ったりするんだから。

そのドクが身体中に回って、ココロの隅っこに落ち着いてしまったりしたら、
もう大変。
卑下が生まれて。密かに。卑下で自己完結しようとする。

でも。それじゃダメなんだって。
きっとドクを飲む人はわかってる。


私もそうだ。

人が大勢いるときは、怖くて。
けれど怯えても始まらない事も当然わかっていて。

でも怖くて逃げたくなって。

耳を塞いで、目を閉じて、口を開かなければ。
楽なのにな・・・。

と、心の中では思ってた。

もちろんそれは心の中だけ。


確かにその場しのぎでは楽かもしれないけれど、
それは、全く楽ではないことも知っている。

それをしたら、もっと怖くなるってこともわかってる。


その上でその場の空気をまずは大事にしたいと思ってしまうもんだから。

それがだんだんエスカレートして、
必要以上に、笑って、はしゃいだり、ふざけすぎたり。

冗談を言おうと思って言いすぎたり。
しっかりしようとして、空回りしたり。

不安になってコトバが多すぎてしまったり。
道化になりすぎたり、自虐ネタばかりになったり。

そして、ひとりひとりが楽しんでるか?
いつもいつも気になってしまうから、全員の顔色をみてしまう。。

結果、疲れる・・・こともわかってる。


わかってるだけじゃダメなんだよ。
最近、ようやく自覚した、
遅すぎる。

変わらなきゃ・・・そう言いながらも。逃げてた。
今年になって、やっと。

変わりたい。本気で想った。


余談になるけど、小さい頃から、私はやたらとカンが働いてしまい、
気配やら顔色やらオーラで、なんか感じたり見えてしまう時があって。

そんな話をすると気味悪がられるけど、事実だから仕方ない。

嘘も直ぐに気づいてしまう。
もちろん、それを別に言いふらすとか、たしなめる、とか、
そんな気持ちは全くないのだけれど、
全部ばれてる気がするからやりにくいとか、言われたりもした。


その時思った。

みんな、誰だって。
正論ばかりぶつけられたらいやだろうな。
ほんとのことばかりを知られたら、そりゃ怖いものだよな。


どこかでみんな、ちょっとだけ嘘をついて、
日々、辛くても苦しくても。
それぞれがそれぞれの場所で必死に生き抜いているのだろう。


私も。たくさん間違って、失敗して。
転んでばっかりだ。


泣きたくても怒りたくても、
ひたすら、笑って、笑って、笑っていれば、いつかきっといいことあると思い込もうとして。
ひたすら、笑ってた。

それは嘘笑いではないけれど、
でも、泣きたいことも怒りたいことも、本音は誰にも言わなかった。

誰かに言ったら嘘になる。だから、ひとりでやり通そうと想った。


とにかく、笑っていれば。平和じゃないかな。みんなが幸せかも。
と、バカみたいに思い込んでた。


間違いに気づいてはいたけれども、なかなか、それからどうするか・・が
わからなくて、動けなくて。

昨年からようやく。

自分自身が変わらなきゃ、、と思うようになり。

自分の弱さやダメさと向き合いながら。

それから。

今まで怯えてきたこと・・・

ポツリポツリと、気持ちを伝えるようにしてきた。
まだまだ、へたくそなんだけど。

伝えなきゃ。
それでダメになる関係ならそれまでなのかもしれない。


変わる。

コトバでは簡単だけど。
変わるということは、とても痛い想いをするのだなと想う。


きっとなんでもそうなのかもしれない。

変化や改革には。
何らかの。傷みがともなって。


傷つけていつか光り輝く石みたいに。
たくさん磨かれていくのだろう。


あの頃のあの時の私。
たくさんのあの子たち。

いつだって、いつもいつも必死だ。

いつどうなるかわかんない。



だから、時々。
うらやましくなることだってある。


でもね。
やっぱりそれも違うんだよね。

うらやましい・・とか。
そんな言葉でごまかしてたらダメだ。


自分に負けたらダメだ。

せっかくの決意と覚悟。


孤独感に埋もれてしまったら。勿体無い。


いつか。ココロから笑いたい。



本番まで一週間切りました。


まだまだ勝負です。




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