もらいもの。
当たり前の日々の幸せ。
布団で寝て。目覚めて。ご飯を食べれて。
四季の訪れを目で耳で鼻で肌で感じ。太陽にあたり。ぐーんと伸びをして。
仕事する。
お喋りしたり。テレビみたり。 好きなことが出来たり。
泣いたり笑ったり怒ったり。
愛して愛されて。眠る。
生まれた時から食事が出来なくて、
五臓を臓器移植したものの、合併症で9歳で亡くなった男の子の夢は、
チーズバーガーを食べること。でした。
当たり前のことが
どんなに特別なことかと思う。
もちろん、当たり前の日々を、自然に大切に過ごしていても、
このストレス社会を生き抜いていくのは大変だ。
見渡せば
物があふれていて
夢もあふれていて
なのに現実は厳しいから、
評価、比較、それらを前向きにとらえられる時は向上心に繋がるのだろうけど、
凹んでる時は
頭で考えたり悩んじゃったり。
どんな悩みも大なり小なり、それぞれにとっては、大事なこと。
なのに、
自分はまだ恵まれてるんだから、口にしたらいけないかなって、しまい込んでしまうこともしばしば。
言っていいのにね。
だからあえて、繰り返し思う。
当たり前は難しくて、幸せ。それが原点。
私の日常には、当たり前と当たり前でないことがあって。
幸せだからこそ、悩みも迷いも生まれる。
お芝居は、コンプレックスからでもあったけど、けれど芝居をやる度に、またコンプレックスも生まれたりしてきた。
病気になって、舞台に出演するなんて無理だ、と医者に言われた時の絶望と少しの安堵。
それでも、どんな形でも、表現し続けたかったのはなぜだろうと思ってた。
そして舞台に再び立てた時の嬉しさ。
見つけることが出来たのは。素直に、好きってキモチ。
コンプレックスを乗り越えてるわけじゃないけど 。
やりたいことが更に明確になってゆく。
チーズバーガーの夢、
そこから貰った想いを、伝えて繋いで、生かしていくことなら、きっと出来ると思うから。
日常の幸せを。
笑顔を。夢を。
あなたの命を。
貰って伝えて繋いでいけますよう。
日々を楽しく過ごしていきながら
これからも、いろんな出会いや出来事から、貰ってゆきながら
夢をあきらめない日々も楽しんでいけますよう。
描いていくよ。
ありがとう。