ココロのスケッチ

絵を描くように綴りたいです。

池袋演劇祭に参加して思ったことを綴ります。

ブログ更新がまた空いてしまいました。

稽古は順調に進んでます!すごく楽しいです。すでにチケットご予約いただいた皆々様、ありがとうございます!!!


検討中の皆様、是非よろしくお願いいたしますm(__)m土日は売れ行き良いみたいなので、
土日をお考えの皆様、もしよろしければお早めのご予約をよろしくお願いいたしますm(__)m

 

 

 

そんな中、池袋演劇祭の授賞式がありました。


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残念ながらハグハグ共和国「Infinity」は
入賞出来なかったのですが、
とても有意義な経験と刺激的な感覚、そして今後の指針、やるべきことに気づかせてもらいました。

授賞式後、審査員の方々にお声をかけていただき。。
ほんとに素晴らしい作品でした、ハグさんを推していました、今後も観に行きます、とお言葉をいただいたり。

観に来てくださったお客様から、でも、記憶に残る作品だった、と有り難いお言葉もたくさんいただきました。

出演のみんなが一緒に悔しがってくれたり。。

個人的にもたくさん連絡をいただき。。

 

代表としてはやっぱりね、
演劇祭の賞は好みがあるので致し方ないと思うのですが、
みんなの喜ぶ姿を見たかったのと、
応援してくれてる皆様に良い知らせをしたかったので、それがいちばん残念でした。

 

残念でありながら、
作演出としては、申し訳ない気持ちもあったり。。

どんなに素晴らしい作品でしたと言われても、
賞という形を残せないのは、責任を感じるというか、不甲斐ないというか。

でも、これからも書き続けてください、
ハグハグ作品大好きです、
ほんとに観れて良かった、、

そんなお言葉をいただき、救われました。
まだまだ頑張ろうと思えました。

そしてそのあと呑みにいったメンバーとの話でも救われました。


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ほんとに私は周りに恵まれています。

 

 

で、ここからが刺激的な体験。

私はいままで
傷つくのが怖いから最初から期待しなかったり、欲しいものを欲しいと言えなかったり、、
悔しい気持ちが足りなかった。

 

でも今回、悔しいと思いました。
たぶんはじめて。

 

いままでオーディション落ちたり、いろいろ思うようにいかなかったり、
そんな経験はたくさんしたし、

逆にうまくいくことがあっても、なんか罠があるんじゃないか、悪いことが起こるんじゃないか、と疑うタイプで。

 

でも今回は欲しいものを欲しいと初めてみんなの前で言ったんですね。
それも自分にとっては革命で。
そして今回の悔しい感覚を初めて味わい、
それを公の場で言えたのも初めてでした。

 

 

私に足りないもの。そしてそれに気づき、それをどうしてゆけばよいか。

 

今回ほんとに参加から結果までの過程で、ほんとに勉強しました。

 

 

私はもう47歳ですが、まだまだ気づくことがたくさんあるなあ。

 

足りないこと、やりたいこと、
好きなこと、大切にしたいこと、、

 

 

 

昨年
星の王子さま」が実はちょっとしんどくて。
「ドローイング」はほんとに作演出をこれでやめようと思っていたんです。

 

メンバーにも相談しました。
りんちゃんが泣いて
まるちが、素直に嫌だと言ってくれて。

二人のまっすぐな気持ちにまずすごく救われました。

 

 

なんかさ、素直に発言、行動出来なかったり、
変にイイコになりすぎたりとか、
回りの目を気にしすぎたりとか、
相手を思いやるといういいわけをつかい、
実は自分が傷つきたくないとか。。

 

 

遠慮や謙遜が時に誰かを傷つけることもある。

 

 

私は作演出として、すっかり自信をなくしていたんです。

 


メンバーに話をしたとき、素直に感情をぶつけてくれる二人が眩しくて、意見の良し悪しではなく、かっこつけないで伝えることが出来るかどうかの大切さも味わいながら救われました。

 

 

それから。
わがまま下手な私の足掻きが始まった気がします。自己改革も含め(笑)

 

 

基本、人ともめるのが苦手です。

 

 

嫌だなとおもうことや、
苦手だなとおもうひとがいても、
でもなんとか良くしていこう、と努力できるタイプです(笑)

 

 

でも昨年の「ドローイング」を経て。
メンバーとの重い会議を経て。

性格は変われないけれど、
お芝居に関しての考え方は変わりつつある気がします。

 

 今更?(笑)

 

ほんとにね、ほんとに今更ですよ。

でも私にはこの30年が必要だった。

ハグの16年のいろいろな出来事が必要だった。

30作品をやらなきゃ気づけないノロマだけれど。

それは今いるメンバーのおかげでもあります。たくさん気づかせてもらえました。

そして。

今のメンバーの魅力に支えられています。

 客演さんのお力にも支えられています。

 

でも。前も書いたことですが。
2度と使いたくない役者もいます。

そして、その役者もハグにはもう出たくないと思うと思います。

それで良いのだと思うんです。価値観の違いで片付けるつもりはないんですが、やはり価値観や相性はなんだってある。

 

どっちが良い悪いじゃなく。

 

 

結局、合わせ鏡なんだと思うのです。

 

それと同じように。

 

 

私は長い間、賞レースを毛嫌いしてきました。
そして特に演劇祭を斜めで見ていたところもあります。

誤解を恐れずいえば、いくつかの演劇祭の審査員の在りかたや、やりかたに疑問も持ち続けてきました。

 

けれど真っ向から意見したことはありません。

 

おととし、すごい態度の悪い(受付で葉書をなげつける)、30分以上の遅刻審査員がいたときは伝えましたが、

でも在りかたや、やりかたそのものの話を提示したことがないし、
もっとよくするために意見したり提案したりも、なんだかんだゆっても伝わらない、とあきらめていたりもしました。

 

 

昔、良くなりたいためにいろいろ提案したら、干されたことあってそのトラウマもあったのもあります(^-^;

 

 

でもだからといって諦めたら駄目ですね。

 

 

正直、芸術の審査基準なんて曖昧です。でもならば。あらゆる可能性やエネルギー、今後も盛り上げようとする前向きな団体が良いに決まってます。

 

 

何か疑問を持ってるくせに、それを意見せず、賞だけほしいなんて図々しかったと思います(笑)

 

 

今は、面白くて素敵な劇団がたくさんあります。
面白い作品もたくさんあり、もっともっと
舞台を観に行く、ということが気軽になれたら良いなと思います。

 

でも、自宅でなんでも手に入る時代に、

劇場の敷居はまだまだ高いです。

 

舞台の可能性を、もっともっと挑戦して
お客様に楽しんでもらえたらと思います。

 

 

そのために。
いつか自分が演劇祭をやれるくらいになろうと思います。

 

素敵な劇団、作品、役者
スタッフ、、そして審査することも。
それは励みになる。

 

 

お客様に喜んでもらえるでっかいフェスティバルをやれるくらいに。
日本のトニー賞に匹敵する何かを。

 

 

考え、提示し、どんどん伝え、
謙虚に気づかせてもらいながら。

相談し、勉強し体感しながら挑んで行きます。

 

改めて。
私にはこの経験が必要だったんだなと思います。

 

いや、挫折や思うようにいかないことは今までも何度もあるし、失敗も間違いもあります。

悩んだり迷ったり凹んだりしながら、まっ逆さまに落ちたり、いろいろあります(笑)

 

 

 

それから、意見を言わなくなったり、
相手や周りに合わせたり、、
あらかじめ予防したり防御したり、、。

 

ただ、それで得たものもたくさんたくさんありますから

だから今の自分の全部を否定するつもりはない。


今だって、たくさんの力に支えられているし、ほんとに有り難い軌跡を持ってます。

 

 

だからこそ。
だからこそなんですよね。

みんなの喜ぶ姿をみたい。

それにはまだまだ足りない。


私に足りないもの。

 

 

それを気づかせてもらいました。

このタイミングだったんだなと思います。

 

 

やはり全てのことに意味はある。

夜明けの前がいちばん暗い。

 

 

 

 

今更ですが(笑)

まだまだあがいていきます。

たくさんの応援、お力、ほんとにありがとうございました!

 

そして。
これからも。

よろしくお願いいたします。

 

「 Infinity」

観ていない方々にみてもらえるように、

今後いろいろ考えます(笑)

 


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とりあえず、CM大会で賞を取ると、大賞取れないジンクスは達成(笑)