ココロのスケッチ

絵を描くように綴りたいです。

まげてのばして「箱の中の空」。

台本を書くにあたり・・・
数年前にとても触発された「嫌われ松子の一生」を再び観たりしてました。


以前観た時も面白かったけれど、今はまた別の感情も湧き上がる。
観るとこや共感する場所も違ったり。

突き刺さる言葉も違ったり。

時って不思議。

これも歳を重ねる素敵なオマケなんだろうなあ。。。

求めていたものについてきたオマケ。
どんなオマケが生まれるかは、箱を開けるまでわからない。


再び映画に感動して、浮かれてサントラも買ってしまう。

なにせ本編がミュージカルタッチなんで、素敵な曲がいっぱいなんですが、
今回も台本を書くにあたり、この映画の歌や曲たちにかなり集中させていただきました。


思えば「鏡花水月」の時は、仮面ライダーデイケイドでしたよ。Gacktですよ。
前回の「Infinity」は、シークレットガーデンや80年代の洋楽でした。


何でそれらになったのか、さっぱり私にはわかりません。
なんかわかんないけど、ピンとくるかこないかなんでしょう(笑)


「嫌われ松子の一生」の『まげてのばして』は

♪まげてのばして・・お星様をつかもう・・・♪

という歌詞から始まります。


なんていうかですね。

まげてのばして、
星や空や風をつかもう、そこに向かおう・・みたいなココロの感覚が
私にはズドンと突き刺さるのです。

まげてのばして背伸びして。・・・・。

松子のラストシーンはほんとに泣けてしまう。


さて、私も。
まげてのばして・・・空をみながら、星をみながら、風とあそびながら
歩きたい、歩いています。

そして。
まげてのばして、ステップをのぼり。
表現したいこと、もっともっと努めていきたいと想います。

前置き終わり(笑)


27日のハグ稽古では、配役決定をいたしました。


正直、めちゃくちゃ悩みました。
かつてないくらいに悩みました。
男性陣も先に決めといたとはいえ、決まるまでずっと男性陣の配役も、
想像しては一人でニヤニヤ笑って悩んでいたから。
イメージだけならば、いろんな面白さが何通りも生まれてくるわけなので。。


まだ台本を読んでもらってない役者さんもいるというのもあったのですが、
それ以上に。
ひとりひとりの持つ、潜在的な魅力を引き出したい気持ちも強くあり。
どのポジションがイキイキするかな・・、
どのキャラクターをより生かしてもらえるかな。
技量。声。表情。・・・ほんと嬉しい悩みなんですよね(笑)


特にハグメンバーたちは、メンバーそれぞれの力や魅力や個性を思うと、
きっと、この役は自然に演じるし、きっと魅力も出るだろうな・・という予想もたつ。


客演さんたちも、そうです。みんな力も魅力もある。
どの役もアプローチ出来るであろう。

けれど今回の台本は、それだけじゃダメだって自分でもわかっている。

自然に演じるだけじゃなく・・・。
自然な装いと不自然なところもなくては成り立たない。
自然であり・・ぎこちなさもある。


セオリー通りではダメなくらいの。当たり前の表現を当たり前にできない。
もどかしさ・・・。
けれど。けれど・・・?なんですよ。

はい・・↑何を言ってるんだ?ですよね(笑)


ともかくそれには、台本ももっともっと、
もっともっと、直さなきゃダメだ。


悩み悩んで最終的には。

舞台上のどの位置にいれば、それぞれの笑ってる表情がキラキラするか。
必死に想像しました。

表の顔、裏の顔。
いろいろ想像しました。あと、声や目。
特に、目・・・。


あら、結局は役者の魅力頼り??(笑)えへへ。


役作りでみんなたくさん悩むであろうかと思うのですが・・
大丈夫、作品はみんなで創るもの、
板の上でたくさん、貰い物、探しものをしながら、
みんなで生まれたての我が子を育ててゆきたいです。


みんなでみんなを。
愛してあげたいです。

その「瞳」があるならきっと。大丈夫。


まげてのばして。進んでいくから。


音や明かりや美術と共に。役者がキャラクターに命を吹き込んで。

「箱の中の空」を描く。


そこに。お客様。あなたがいてくれますように。


さあ、がんばって書きなおすぞ!
もっと、もっと。



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