目が覚めたら
誰もいなくて
何もかもなくなってたゆめをみた。
ゆめの中で
目が覚めるゆめは
よくみるけど
ゆめだと想いながら
笑うでもなく
泣くでもなく
感情がなく
じっと
ただ
起こる出来事を見つめている。
何もかもなくなったことに
ほっとしている私がいる。
もうひとりの
私がそれをみながら
「そんなの寂しい」と叫んでる。
別の私は
「ほら 言った通りでしょう」
と 笑っている。
遠くに
「信じるな」
と
耳をふさぎ 目を背けてうずくまっている私がいる。
そして それらを
じっと 冷たく見つめている私。
私は
いつだって
私の傍観者だ。
時々 しんどい。